こんにちは!
カッコいいとは何か日々考えているSekineです。
今回は最近話題となっている「フラリーマン」についてお話ししようと思います。
簡単にお話しすると、少し前までは過度な残業などから過労死する事件などが頻繁に起こって問題となっていましたね。
そういった事件があったことで、多くの企業では働き方を改革する動きが起こり始めています。
有休をしっかりととらせる、残業を少なくさせると言った動きですね。
それと同時に生まれたのが「フラリーマン」と言う方々です。
この方々は長時間の労働は減ったものの、その分の残業代が減り、余った時間を持て余して町中をフラフラしているところからなずけられたそうです。
こんな「フラリーマン」について色々と見ていきたいと思います。
フラリーマンとは?意味は?何?

引用:http://tierin.net/wp-content/uploads/2018/01/f776924407823a6b94259278b66970da_s.jpg
この「フラリーマン」という言葉が生まれたのは2016年に安倍政権が提唱した「働き方改革」だと言われています。
長時間労働を規制して定時に会社を退社させるという動きで、定時に退社したサラリーマンは行き場がなく町中をフラフラしている様子からこの造語が生まれたと言われます。
フラリーマンの語源は?由来は?
「フラリーマン」を最初に使ったと言われているのは、目白大学の社会心理学の名誉教授である渋谷昌三さんの著書である「上司が読めると面白い」と言う本の中で使われた造語が最初だと言われています。
フラリーマンが生まれた理由は?原因は?なぜ?
なぜ、フラリーマンが生まれてしまったのでしょうか。
働き方改革は長時間労働などを改革する目的で提唱されたものですので、むしろ働いている労働者には良い方向に進むはずではなかったのでしょうか。
政府としては残業が減ることで家庭を持っている旦那さんが帰宅する時間が早くなり、女性が一人で育児をする「ワンオペ育児」が解消されるという期待もあったようです。
しかし、早く旦那さんが帰宅するということで批判が出たのは妻のほうだったようです。
旦那さんが早く帰ってきたことで、愚痴や文句が増えたという声が多数聞こえてきたようです。
「家事ができていない」「家で何をしているんだ」など文句が今まで以上に増えたと実感している奥さんは増えたようです。
文句などは言わないものの自分が家では何も役に立たない存在だと感じてしまった男性などは、家に帰ることを躊躇し始めて家に帰宅するのを遅らせる「フラリーマン」と言う方々になっていくようです。
私は結婚していないので家庭の問題はよくわかりませんが、フラリーマンになってしまう方々の気持ちは少しはわかるかもしれません。
子育てをしている女性たちは、子供の面倒でいっぱいいっぱいだと思います。
そんな中、旦那さんにかまってあげられる余裕はなく冷たく接してしまうこともあると思います。
それを男性は「必要ない存在」などと勘違いしてしまうということですね。
母子家庭が増加していると言いますが、原因の一部が見えてきたかもしれませんね。
フラリーマンが良く行く行き先とは?目的地は?場所は?

引用:https://dime.jp/genre/files/2017/12/TRT0607012_TP_V-770×578.jpg
それでは、町中をフラフラしている「フラリーマン」と言われている方々は一体どこを目指しているのでしょうか。
収入によっても行き場所は異なるようです。
ある程度、金銭的に余裕がある方々は居酒屋などで時間を潰したり趣味に時間を注ぐ方がいるそうです。
しかし、全ての方がこのようなことができる訳ではありません。
調べによると、他のフラリーマンさんたちの多くは公園のベンチで本を読んでいたり、近くのバッティングセンターやゲームセンターで時間を潰しているそうです。
また、居酒屋はお金がかかるためファミレスで一杯たしなんで帰る方も多くなっているそうです。
以前からサラリーマンの居酒屋離れがテレビで取り上げられていました。
最近の若者は居酒屋ではなくファミレスでお酒を飲むそうです。
考えてみると、お酒をあまり飲まない方だと居酒屋よりもファミレスのほうが断然安く済みますね。
少し計算してみました。
<某ファミレス>
・アサヒスーパードライジョッキ:449円(税抜)
・山盛りポテト:299円(税抜)
・若鳥のから揚げ:299円(税抜)
・ほうれん草ベーコン:199円(税抜)
一人で一杯飲むならおつまみもこの程度あれば十分だと思います。
1杯とおつまみ3つ頼んでおよそ1500円程ですみます。
しかし、居酒屋で同じ量のものを飲み食いしようと思ったら2500円以上かかりますよね。
また、居酒屋の多くは席代もかかってきますので場合によってはもっとお金がかかってしまいますよね。
そう考えると居酒屋離れが増加する理由がわかる気もしますね。
一人で時間を潰すというのは周りから見ると寂しく思いますが、一人の時間がほしい男性としては意外と居心地が良いみたいですね。
その居心地の良さがフラリーマンの増加をさらに促進しているのかもしれません。
フラリーマンを妻たちはどう思っている?賛成?反対?

引用:https://www.uroko-bukuro.com/wp-content/uploads/2017/10/furary_man.jpg
実際に、フラリーマンのことを奥様達はどのように思っているのでしょうか。
調べてみたところ、予想通り多くの女性はフラリーマンをしている旦那さんが許せないという意見でした。
その通りですよね!
家事や子育てなど一日中休みのない奥さんを差し置いて一人の時間を満喫している旦那さんを許せるはずがありませんよね。
フラリーマンの今後は?どうするべき?
働き方改革により多くの企業では長時間労働などを減らし休みを増やすなど会社がホワイトになってきているように見えます。
しかし、この働き方改革には問題がいくつかあると私は思います。
副業が推薦されて、表向きは自由になったように見えますが、それは逆で企業が終身雇用を放棄したことになりませんか?
私たちは、いつリストラされてもいいように自分でお金を稼ぐスキルを身に着ける必要がありますね。
フラリーマンをしている方は、その時間をもっと将来のために有効に使う必要があるかもしれません。
フラリーマンを狙った企業が登場?!ハンバーガー屋さんがサラリーマンに優しい?
こんなフラリーマンを対象としたお店があることを皆さんはご存知でしょうか。
フラリーマンの需要を獲得しようと動いているのはハンバーガーなどのファストフード店です。
わかりやすいところでは、マクドナルドが始めた「夜マック」です。
マクドナルドは午後5時以降、100円追加するとハンバーガーのパティが2倍になるサービスを導入しています。
8月にはLサイズのポテトとチキンナゲット10ピースのセットである「ポテナゲ大」がワンコインの500円で販売されています。
このような動きは他のハンバーガーチェーン店でもビールなどアルコールを提供するお店が増えているようです。
「フレッシュネスバーガー」は午後4時以降、ビールやハイボールなどを1杯190円で提供しています。
「モスバーガー」は午後3時以降にハンバーガーにビールやサイドメニューを組み合わせる自由なセットを販売しています。
どれも値段としては1000円~2000円と居酒屋などで一杯飲むよりも安く済むセットになっていますね。
今後、ハンバーガー店などだけでなく他の分野でもフラリーマン獲得に動き出すかもしれませんね。
フラリーマンが増えることで景気が上昇!理由は?原因は?
フラリーマンとなっている旦那さんの奥様達は笑っていられないかもしれませんが、世の中としてはデメリットだけでなくメリットもあるようです。
例えば、自宅へ帰らず街をフラフラしてゲームセンターやファミレスなどに立ち寄ると言うことは、その業界の客足が伸びるということですよね。
実際に、フラリーマンが増えたことで売り上げが伸びていると語っている経営者もいるそうです。
経済的には良いかもしれませんが、家系的には良くないですよね。
残業代なども減るため、お小遣いも減りフラリーマンすらできなくなる方も出てくるかもしれません。
どちらを取るにしても副業は見つけておきましょう!
まとめ
今回は働き方改革によって生まれた「フラリーマン」についてお話ししました。
私もこの話を聞くまでは嘘だと思っていました。
なぜかと言うと、働き方改革は働いている従業員たちに優しいものだとばかり思っていたからです。
しかし、よくよく考えるとそうでもなかったということですね。
プレミアムフライデーなどもそうですよね。
毎月最終金曜日に仕事を早く切り上げるという取り組みですが、実際に実施されている企業は数%しかないですよね。
理由としては、まず月末はどの会社も納期などで忙しくなるため、早く退社することがまず難しいという意見が多数ありました。
また、早く帰り出かけるなどお金の循環を良くする狙いもあるようですが、今のご時世ではお金を使うより貯金するほうが多いはずです。
お金を積極的に使おうという家庭はほとんどないと私は思いましたね。
このように政府が提唱するものは国民のためと言いながら実際にはほとんど国民のためではないように思いました。
もう少し、ヒアリングなどをしっかりとして本当に私たち国民が求めていることを実行してほしいと思いますね。
今回のフラリーマンについても働き方改革ではなく、根本的な日本の企業構造を丸ごと変えていかなければフラリーマンは今後も増え続けると私は思いました。
最後まで見ていただきありがとうございました。