ハーレーダビッドソンがアメリカの生産拠点を海外に移転?理由は?原因は?トランプ大統領が警告!




バイクのハーレーと言えばアメリカのイメージが強いですが、そんなアメリカのハーレー業界を長年引っ張ってきたのが「ハーレーダビッドソン」と言うメーカーです。

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そんなハーレーダビッドソンがアメリカの関税措置に対抗してヨーロッパなどが報復処置をしたことでハーレーの輸出額が増大して、今回ハーレーダビッドソンが生産拠点を海外に移すことを発表しました。

以前、高い評価をしていたトランプ大統領も評価を一変させました。

そこで、今回はなぜこのようなことになってしまったのか理由や原因について簡単に見ていきたいと思います。



ハーレーダビッドソンがアメリカの生産拠点を海外に移転?理由は?原因は?

引用:https://www.sankei.com/photo/images/news/170203/sty1702030003-f1.jpg

世界的に有名なアメリカの老舗高級バイクメーカーのハーレーダビッドソンが海外に生産拠点を移すことにしたのでしょうか。

その原因はトランプ政権の鉄鋼やアルミの高関税措置による欧州連合(EU)の報復措置の高関税が原因のようです。

これにより欧州向けに生産していた輸出バイクに高額な関税が加算されて経営を維持できなくなると判断したのかもしれません。

トランプ政権の国内での雇用を維持する保護主義政策がここにきて裏目に出てきた形です。

今後、欧州の報復関税措置によりさらに海外に流出する企業が増えるかもしれません。

今までは海外に流出した場合のトランプ大統領の圧力などを心配して我慢していた企業もいたはずです。

しかし、今回のアメリカ老舗バイクメーカーであるハーレーダビッドソンが海外へ拠点を移すことを発表したことから今まで動けなかった企業が動き出すと私は思っています。

引用:https://www.cnn.co.jp/storage/2018/06/26/ddce72dc62787603db438369f8b1ccee/t/768/432/d/harley-davidson-tariffs-super-169.jpg




関税について調べてみると、ビックリしました。

EU向けの米国産バイクの輸出の関税が6%から31%に上がっていました。

これは、1台あたりおよそ24万円コストが上がったことを意味します。

これだけ、コストが上がってトランプ大統領は「我慢しろ!」と言いうのはおかしなことですよね。

ハーレーダビッドソンはアメリカを代表する企業ではありますが、従業員たちにも家族がいて生活があるはずです。

その人達を路頭に迷わせないために生産を海外に移転することを決意した上層部はいい判断だったと私はおもいます。

根本的に海外流出を招いたのがトランプ政権だということをトランプ大統領は気づかなければならないのかもしれません。

今回の高関税に対してハーレーダビッドソンは年間9千万から1億ドル(日本円で100億円~110億円)の打撃がでると予想しています。

もし、私が経営者でハーレーダビッドソンのような立ち位置だったとしても同じことをしていたと思います。

むしろ遅いかもしれませんね。

欧州の報復関税措置が決定した時点で動かなくてはならなかったのかもしれません。

トランプ政権は欧州だけでなく、他の国にも強気をとっています。

今後は日本にも何らかの影響が及ぶ可能性は否めませんね。



ハーレーダビッドソンがアメリカの生産拠点を海外に移転?海外流出?!欧州との関係は?

引用:https://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20180626&t=2&i=1276513616&r=LYNXMPEE5O1T1&w=940

バイクのハーレーと言えばアメリカですし、アメリカのハーレー乗りの多くがトランプ政権を支持していますね。

そんなハーレーダビッドソンと欧州はどのような関係なのでしょうか。

調べてみると、2017年にはおよそ4万台の新車を欧州で売っています。

このデータからもわかりますが、欧州はアメリカに次ぐハーレーの市場だと言えますね。

実際に、今回の海外流出についてハーレーダビッドソンはこのようにコメントしています。

「世界のライダーが価値を認める『米国製』へのこだわりは持ち続けている」

「関税を避けるための米国外での生産増は望むところではないが、欧州でビジネスを続けるための唯一の持続可能な選択肢だった」

ごもっともな内容だと私はおもいました。

これまで同様に欧州でビジネスを続けようと思ったらこの方法しかないですよね。

これに対してトランプ大統領はツイッターでこのようにツイートしています。



「あらゆる企業の中で、ハーレーが最初に白旗を揚げようとは驚きだ。関税はただの言い訳だ。我慢しろ!」

「決して他の国でつくってはならない、決してだ! 従業員も客も、とても怒っている」

「もし移せば、見ていろ、終わりの始まりになる。これまでありえなかったような税を課されるだろう」

アメリカ第一主義のトランプ大統領ですので、アメリカを代表するハーレーのメーカーが一番に生産を海外に移すというのが許せなかったのはわかりますが、これに対して上記のような発言は適切ではないですよね。

完全にハーレーダビッドソンを脅している発言です。

これが一般国民ならまだいいですが、アメリカの大統領が「ありえない税を課される」と発言するのはどうかと私はおもいましたね。

生産を移すのにおよそ9カ月~18カ月以上かかると予想されていますが、トランプ大統領がどのような行動をとるのか注意深く見ておきましょう。

言葉の通り、ハーレーダビッドソンにありえない税が課せられるようなら世論も黙っていないかもしれません。

欧州向け商品を生産している企業もそうですが、アメリカで中国向けの商品を生産している企業からも今回のような動きが見られるかもしれませんね。

アメリカの輸入制限に対して欧州や中国が報復関税を課しており貿易摩擦が深刻化しています。



私の個人的意見としてはこの決定はしょうがないものだと思っていますが、ハーレー愛好家の中では「アメリカ人は間違いなく決定に怒っているよ」「アメリカ産だからこそバイカーたちはハーレーを買うんだ」とコメントしている人もいますね。

トランプ大統領は自国の雇用を守ると言いながら、各国と報復関税合戦を繰り広げており、輸入自動車に関しても最大で25%の関税を課すということも考えているそうです。

もし、自動車にこれだけの高関税をかけた場合、アメリカの消費者の負担が年間でおよそ5兆円増加して19万5000人が路頭に迷るとアメリカの自動車工業会が発表しています。

自国の雇用を守ると言いながら率先して雇用をなくしているとしか思えませんね。

しかし、この関税措置に関して支持している意見もいくつか見られました。

「今よりひどくはならない。トランプ氏の関税政策には全面的に賛成する。ずっとビジネスマンだったし、どうやってお金を稼ぐのか知っているのはトランプ氏よ」

皆さんもご存知だと思いますが、トランプ大統領は大統領になる以前は不動産王として知られる起業家でしたね。

「お金の知識=政治」とは私は思えませんが…

1年もたてば今やっていることが正解だったのか不正解だったのかわかると思います。

私はアメリカ主導でやっている報復関税合戦はどちらの国も混乱させているだけだと思っていますので、最終的にどちらにも不利益でしかないと思っています。

一番かわいそうなのが、輸出入に関わっている企業ですよね。

一大統領の行動によって企業の業績などが変わってしまうのはかわいそうです。



ハーレーダビッドソンの海外流出!19世紀の貿易戦争は機能しない?

引用:https://webbuilder.asiannet.com/ftp/903/UBS2.jpg

今回の報復関税合戦を19世紀の貿易戦争を彷彿とさせると言っているのが、UBSウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、ポール・ドノバン氏が言っています。

「19世紀には、関税はある程度機能していた。経済にとっては純粋にマイナスだが、一般的に企業がどこで物を作るかの選択肢はほとんどなかった」

「企業の目は国内を向いていて、生産拠点を世界中どこでも自由に動かすことはできなかった。関税は19世紀の税だ」

「現代の貿易は(19世紀の貿易に比べて)より複雑で、多国籍企業が存在感を増している。国際貿易の40%前後が、系列会社から系列会社へと物を動かす、企業内で起きていると推定されている。これが企業に関税を回避する柔軟性を与えている」

簡単に言うと19世紀の関税合戦を彷彿としているが、今の時代では全く機能しないと話していますね。

トランプ大統領は昔ながらのやり方でアメリカを良くしようとしているが、そのやり方は間違っていると言っているようなものですね。

上記で私はハーレーダビッドソンの行動はしょうがないものだとお話ししましたが、ドノバンさんも同じことを言っています。




「ビジネスの観点から見れば、全くもって合理的だ。欧州連合もハーレー・ダビッドソンを特に追求することはないだろう。EUは、政治的目的を達成するために税でアメリカ経済に痛手を与えようとしている。ハーレー・ダビッドソンがアメリカでバイクを作れば、EUの税がアメリカ経済とハーレー・ダビッドソン、EUの消費者を苦しめることになる。だが、ハーレー・ダビッドソンが国外に生産を移せば、EUの税はアメリカ経済を苦しめても、ハーレー・ダビッドソンやEUの消費者を苦しめることはない。21世紀の貿易の世界へようこそ」

EUの狙いにまんまとハマっているのはトランプ政権だということですね。

今後も報復関税合戦が続くようなら、アメリカの思惑ではなく中国やEUの狙い通りになっていくと私はおもいます。

トランプ大統領はアメリカを昔の権力のあるアメリカに戻そうとしているようですが、逆に弱体化させているのかもしれませんね。

EU、中国、アメリカに何か異変がありましたら、また皆さんと情報を共有したいと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました。




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