サウジアラビアの女性運転解禁とは?運転禁止の理由は?解禁した理由は?




今回紹介するのは、日本だけでなく世界中で注目されたサウジアラビアの女性運転解禁について触れていきたいと思います。

サウジアラビアでなぜ女性が運転できなかったのかなどにも触れられればと思っています。

知っている人も多いと思いますが、サウジアラビアは厳格なイスラム教を信仰しておりそれに基づくと統治が行われており、世界で唯一女性の運転が禁止されていました。

長年、サウジアラビアの女性運転禁止は国際社会でも女性差別だと批判されていたため大きな話題になりましたね。

その長年の風習を取りやめた人物が去年王位継承者になったムハンマド皇太子になります。

この方が王位継承者になってから経済改革が進み女性の社会進出が積極的に行われて、ついに2018年6月24日に歴史的な女性運転が解禁されました。

首都のリヤドなどでは日付が変わるのと同時に運転免許を取得した女性たちが自動車を運転して笑顔を見せていたのが印象的でしたね。

引用:http://wedge.ismedia.jp/mwimgs/3/3/1024/img_335bdc2d33125b476312e52cdea0c5b9158845.jpg

ネットでもサウジアラビアの女性たちの喜びのコメントであふれていましたね。

しかし、女性たちはこれまで一体どのように過ごしていたのか私は気になりました。

調べてみた結果、運転が解禁されるまでは女性は男性の運転手を雇ったり、タクシーを利用したりする必要があったそうです。

何をするにも男性を頼らざるおえなかったということです。

しかし、なぜここに来て女性の運転解禁に踏み切ったのでしょうか。



サウジアラビアの女性運転解禁とは?これまで女性はどうしていた?

引用:https://jp.sputniknews.com/images/503/31/5033196.jpg

世界で唯一女性が車を運転してはいけないとしていたサウジアラビアですが、2018年6月についに解禁になりました。

それまでは、サウジアラビアの女性の約100万人以上の女性が男性運転手を雇っていたりタクシーを利用していたそうです。

しかし、逆に考えるとこれまで雇用されていた男性運転手や毎日利用していたタクシー運転手は歓迎していないかもしれませんね。

自分の職が奪われたと思う方も中にはいるかもしれません。

簡単に言うと100万人以上が利用していた雇用が失われる可能性があるということです。

それでは、なぜ今まで女性が運転できなかったのか簡単に紹介したいと思います。



サウジアラビアの女性運転解禁とは?女性が運転できなかった理由や原因は?

引用:https://www.cnn.co.jp/storage/2013/09/30/15c77d74bcd0c5e60c8f3032d9dc6554/cityscape-saudi-women.jpg

サウジアラビアでは厳格な戒律のあるイスラム教ワッハーブ派が国を治めているといってよいかもしれません。

しかし、若者の意識変化などによって政治などの変革を迫られたという事情があるようです。

そこで期待されたのが、女性の運転を解禁したムハンマド皇太子の経済革新構想「ビジョン2030」と言う構想です。

ムハンマド皇太子は今までの石油に依存するサウジアラビアから脱却するために色々と経済を改革しているようです。

歴史を見ると、サウジアラビアではメッカ、メディナと言うイスラム教の2大聖地がるそうです。

その一勢力だったサウドと言う家系が18世紀半ばにワッハーブ派と協力して今の関根旧資源を独占管理する政治的、宗教的な立ち位置を手に入れたようです。

このことからサウジアラビアの王室ではワッハーブ派の保守派に配慮して大きな改革を実行することが難しかったという事情があったようですね。

なぜ、女性が運転を禁止されていたのかと言うとイスラム教の保守派の考えが理由のようです。

保守派は女性を保護の対象と考えており、女性は育児や家事に集中すべきだとしていたそうです。

女性が運転すると不倫など男女の出会いが増えるという意見で解禁に反対していたそうです。

私には理解できない理由ですね。

この言葉からすると、男性は不倫しても良いという感じに聞こえてしまいますね。

驚きなのが、世界的に「サウジアラビアの女性運転解禁!」などと報道されていますが、実際に女性の運転を禁止している具体的な法律はないようです。

それでは、なぜ女性が運転できなかったのでしょうか。

調べてみると、女性に対して運転免許証を発行しないという形で運転を禁止していたようです。

1970年頃には一度審議されたようですが、結局宗教界で反対意見が起こり停滞していたようです。

大きく動き始めたのが2010年の「アラブの春」からです。

エジプトのムバラク政権が打倒されたことで近隣では支配的な政治に対して国民から反発が起こっていました。

サウジアラビアでも2013年に首都のリヤドなどで女性が運転する動画がインターネットに投稿されたことは話題になりましたね。

ちなみに、女性たちは国際免許を持っているため無免許運転ではありません。

サウジアラビアで女性の運転が禁止されていた理由として2つの意見を紹介します。

「イスラム教の保守的な価値観を重視していない女性も増えている。宗教界は伝統的な価値観を守るのに必死になっている」

実際に、サウジアラビアの特集番組で若者について触れていたのですが、イスラム教の伝統が緩くなっている感じはしましたね。




しかし、逆の意見として女性たちにも非があるとしている方もいました。

「女性の権利拡大の障害になっているのは女性自身だ」

この方いわく、金銭的に余裕のある富裕層は車の運転は運転手に、家事や子育てなど家のことは家政婦を雇うと言った女性が活躍する必要がないと思っている方も多くいるとしています。

なぜ、サウジアラビアは急速に改革を進めているのでしょうか。

その原因はサウジアラビアの石油依存にあるとされています。

「アラブの春」以降、国民の不満を和らげるために補助金制度などを拡大したそうです。

しかし、原油の価格下落などで財政赤字が拡大する中で人口は増加、石油消費は拡大しているようです。

今後も人口増加により助成金が増加すると考えられており、このままでは財政赤字が拡大するとしています。

これらの理由からムハンマド皇太子が「ビジョン2030」と言う経済改革を2016年に発表します。

その中身として、石油以外の収入を1630億リヤルから1兆リヤルに拡大することや45万人の雇用創出、労働力に占める女性の割合を22%から30%に上げるなどの改革案が盛り込まれています。

引用:https://si.wsj.net/public/resources/images/BN-VI030_saudi__NS_20170928011143.jpg

その為には女性の社会進出が不可欠だとしていると思われますね。

私が一番びっくりしたのが、サウジアラビアでは高等学校に進む割合は男性より女性のほうが多いそうです。

しかし、通学手段などの関係から卒業する割合は男性よりも低いそうです。

運転が解禁されたことでこれらの改善や女性の社会進出、自動車の女性購入の拡大などの消費を拡大させる狙いもあるかもしれませんね。

上で女性の運転が法律で禁止されているわけではないと紹介しましたが、法律では禁止されていないだけで宗教令として規正されていたようです。

その宗教令は「ファトワ」と呼ばれています。

上記でも紹介しましたが、過去に女性運転禁止に反発した女性たちが首都リヤドなどで走行して拘束されました。

女性たちは長期停職や海外渡航の禁止が言い渡されていたそうです。

サウジアラビアでは女性の車解禁だけでなく、規制されていた映画館に関してもつい最近解禁されていましたね。

今後はさらに女性の差別的風習などが改善されるのではないでしょうか。



サウジアラビアの女性運転解禁とは?日本への影響は?

日本のトヨタや日産などの自動車メーカーは女性運転解禁について歓迎しているようです。

現地の会社のツイッターアカウントで「女性への運転が認められおめでとう」と言ったツイートもしています。

調べてみると、サウジアラビアでは日本車が人気が高く、トヨタに関しては全体の約3割を占めているそうです。

サウジアラビアの砂漠や悪路などに対応できる日本の頑丈なSUV車やピックアップトラックなどが人気のようです。

テレビで海外特集をしている映像を見ても、日本車が走っているところを良く目にしますね。

YouTubeなどでも日本車の性能を証明する動画がたくさん挙げられていました。

この馬力で軽自動車と言うのは驚きですよね。

外国人からも日本のジムニーは高い評価を得ているようです。

女性が運転できるようになって、女性が車を購入する機会も増えると思います。

そこで日本車が選ばれる可能性は非常に高い為、日本メーカーは追い風となるかもしれませんね。

上記でお話ししたように富裕層に関しては解雇してまで運転することはないと考えている方もいるようです。

運転手は運転だけでなく、簡単な雑用もこなしてくれるようですのでお金に余裕のある方々は手放さないかも知れないと話していますね。

また、移動手段の主流となっている「ウーバー」に関しても使い勝手がいいという理由から急激に利用が減少するということはないと思われます。

そのため、今のところ日本の自動車メーカーも「様子見」と言う立ち位置をとっており、今後は解禁されてからの状況によって動いていく形になっているようです。



まとめ

引用:https://cdn.4travel.jp/img/tcs/t/album/src/10/65/95/src_10659520.jpg?1382160296

今回はサウジアラビアの女性の車運転解禁について見てみました。

しかし、サウジアラビアについて調べているとまだまだ女性に関しても問題は山積みのようですね。

日本でもやっと女性が社会に進出し始めましたが、やはりまだ女性差別が見られる部分は多くありますね。

世界を見てみると、女性が活躍している国は比較的豊かな国が多いと私は感じます。

日本も経済を豊かにするためにもっと女性が活躍しやすい環境にするのが急務ではないかと私は今回の件を調べていて思いましたね。

女性が活躍できる環境を整えるのはいいのですが、間違ったやり方にはなってほしくないですね。

なぜかと言うと、以前、私はホテル業界に務めていたことがあるのですが、そこで上に立っていたマネージャーが女性でした。

女性だからと言うわけではないのですが、その人は感情で動くタイプの人でした。

男性は論理的に、女性は感情的に物を言うと言われていますが、まさにその通りで思ったことをすぐに口にするだけでなくイライラしているとすぎに表に出す方でした。

仕事に関しても間違いを認めずに部下である自分に責任をなすりつけてきたこともありますね。

男性上司にもたくさんこういった方はいますが、せっかく女性も活躍できる社会になったのなら優秀な女性が正当な評価で上の立場になってほしいですね。

実際に仕事ができる優秀な女性がマネージャーの嫌がらせによって何人もやめていったことをおぼえています。

まだ、6月に解禁されたばかりですので今後もサウジアラビアでは反発や問題はあるかと思います。

しかし、改革には反発は絶対にあるものです。

ムハンマド皇太子にはもっと改革を進めてほしいですし今後のサウジアラビアにも注目していきたいと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました。




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