皆さんは、最近メールを送った記憶はありますか?
仕事としてパソコンでEメールを送っている人はたくさんいらっしゃると思いますが、プライベートでさらに携帯電話でメールを送っている人はだいぶ減ったのではないでしょうか。
皆さんもよくご存知だと思いますが、今はメールからLINEへとやり取りが変わっています。

引用:http://ore-ch.com/messages-sms-mms-miwake.html
LINEが登場して話題となったのが、独特なスタンプです。
スタンプ一つで相手に伝えたいことを伝えるなどできることで急速にLINEアプリは使われるようになりました。
また、従来のメールは相手が内容を見たのか見てないのかわかりませんでしたが、LINEでは相手が自分が送った内容を見たのかを一目でわかるところが良いですね。
しかし、この「既読」と言うシステムはメール時代にはなかった問題もいくつか作ってしまったのは事実です。
LINEのスタンプは急速に使われ始めましたが、このように急成長したものは廃れるのも早いですね。
スタンプは数年で飽きがきたのか、最近の若者はスタンプをあまり使わなくなりさらに言葉を打つのもめんどくさいのか省略文字を使うようになったそうです。
例えば「了解」と言う言葉を「りょ!」であったり人によっては「り」だけを送る人もいるそうです。
私もLINEは毎日のように利用している一人ですが、あまり好きではありません。
なぜかと言うと、会話のようにやり取りするめんどくささですね。
これまでのメールなら伝えたいことを一度に伝えていたものをLINEでは何回もやり取りを交わすことが多くなりました。
それと、「既読」と言うシステムですね。
相手に内容を見たことが一目でわかってしまうため、内容を見たらすぐに返さなければならないと思ってしまうところです。
中にはこの「既読」でトラブルが起こるケースもあるそうです。
便利な反面こういっためんどくささもLINEにはあるということですね。
しかし、LINEの便利さと言うのは変わらないため今後も使われ続けると思います。
そんな中、動き出したのがLINEの影響で使われなくなりつつあるメールサービスなどです。
今回、NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯電話会社がLINEに対抗した新サービスを投入する方向で調整を進めているそうです。

引用:http://tabkul.com/?p=168290
そこで白羽の矢が立ったのがSMS(ショートメッセージサービス)です。
この機能は電話番号を使って文字をやり取りするシステムです。
この利点はアプリなどをインストールしなくてもスマートフォンや携帯を持っていれば利用できるという点ではないでしょうか。
私も最近利用したのですが、文字制限はあるものの意外と便利なんですよね。
しかし、一番のネックが一度に送れる文字数に制限があるというところだと思います。
また、LINEなどのように動画を送ることもできませんし絵文字なども携帯電話会社によって使える絵文字が違うため送ることが難しいです。
そのため、コミュニケーションツールとしてはLINEに遠く及ばないのが現状だと私はおもいます。
このようなデメリットができるようになったら皆さんはどう思いますか?
そうなんです!
今回、紹介するのがまさに上記のようなデメリットを改善したものになります。
携帯電話大手3社はすでに世界で幅広く利用されているメッセージングサービスのMMS(マルチメディアメッセージングサービス)を一斉に導入することを検討しているそうです。

引用:http://www.phonesreview.co.uk/2017/04/20/send-mms-test-message/
このMMSを簡単に紹介すると利用者はLINEなどのように特定のアプリをインストールする必要やアカウントを作成する必要もなくスマートフォンで動画や長文を相手に送ることができるサービスになっています。
もちろん、会社を問わずドコモユーザーからauユーザーの携帯やソフトバンクからドコモユーザーへ送ることも可能となります。
しかし、なぜ今になってLINEと同じようなメッセージサービスの提供を導入しようと思ったのでしょうか。
同じようなサービスを後から導入するとなると、今あるサービスのデメリットを改善したものか、そのサービスのさらに上を行くサービス機能を提供しない限り成功は見込めませんよね。
簡単に機能を見てみてもLINEを超越する機能があるかと言われると私はそう思わないんですよね。
メリットとしてはアプリなどが必要ない為、気軽に動画や長文が送れるというところくらいですか?
しかし、LINEは既に多くのユーザーが使用しているためアプリをインストールするなどの手間はないです。
「動画を送りたいからLINEのアプリダウンロードして!」などのめんどくさいことは既に起こりえないですよね。
なぜなら、ほとんどの方がLINEアプリをダウンロードしているからです。
それでは、大手3社はMMSのサービスを提供するということで何をしたいのでしょうか。
LINEに対抗して大手携帯3社のNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクがMMSの導入を検討!MMSとは?なに?機能は?目的は?評価は?

引用:https://interest-speaker.com
狙いや目的は多々あると思いますが、一番の狙いはLINEの圧倒的なシェアを何とかして、自社の有料サービスの提供を広げたい狙いがあるのではないでしょうか。
LINEはゲームやニュース、独自のスタンプなどあらゆるサービスを展開して顧客の囲い込みを図っています。
簡単に言うと、使っているお客さんを他のサービスに移動させない取り組みと言えばわかりやすいですか?
簡単な例を挙げると、LINEゲームで獲得したポイントはLINEスタンプで利用できるなどですね。
こうすることで、LINEを利用しているユーザーは他のメッセージサービスしなくなりますよね。
ポイントカードもそうかもしれません。
スーパーのポイントカードなら作ったスーパーで買い物した方がポイントも溜まってお得ですよね。
買い物をしている人ならわかると思いますが、特売などを除いてわざわざポイントカードを作っていない、もしくはないスーパーで買い物をしますか?
私なら絶対にしませんね。
このように、LINEは色々なサービスを提供することで他の企業のサービスを利用させないようにしていると私はおもいます。
そのメッセージサービスを独占されている状況を打破しようと動き出したのが大手携帯電話会社だということです。
3社はMMSを導入することで自社の有料サービスを同時に利用してもらう狙いがあるかもしれません。
ドコモなどは、「dヒッツ」や「dマガジン」など「d○○」と言った独自のサービスを色々と展開していますので、MMSサービスの利用者をこういった有料サービスに誘導して収入を伸ばす狙いがあると私は考えています。
携帯電話業界は既に飽和状態になっていますので、今後も顧客の取り合いになってくると予想出来ます。
そう考えると、どの企業もサービスの質でお客さんの心を虜にする必要がありますよね。
しかし、移り変わりの激しい携帯電話業界ですので非常に難しい戦いになっていくのではないでしょうか。
既に以前、行政処分を受けている「一括0円」「実質0円」などのわかりにくい表記を再度導入している携帯会社が出てきていますしね。
今後の携帯電話業界も目が離せなくなってきました。
SMSとMMS、iMessageの違いとは?

引用:http://iphoneuser.doorblog.jp/archives/30105100.html
MMSの話をしましたが、同じようなサービスであるSMSやiMessageとは何が違うのか皆さんは知っていますか?
ちなみに、私は全く知りませんでした。
なので簡単に紹介したいと思います。
まず、何が違うかと言うと根本的にはどれも一緒のようです。
SMS(ショートメッセージサービス)とは、相手の電話番号がわかっていればテキストのみ送ることが可能です。
MMS(マルチメディアメッセージングサービス)とは、送り先の電話番号やメールアドレスが宛先になり写真などを添付してメッセージを送ることができます。
iMessageとは、iOSデバイス間でのやり取りで使用でき、Wi-Fi接続時は無料で送ることができます。
簡単に言うと、どのサービスもほとんど変わらないと言えますね。
LINEのメッセージサービスと比較してMMSがどれだけ優れているかと言うと、優れているとはいいがたいかもしれません。
そう考えると、大手3社がMMSを導入したとしてどれだけのユーザーがLINEからMMSに乗り換えるのかある意味楽しみですね。
個人的にはメッセージサービスも飽和していると私は思っているので、新たなサービスを追加すると言ってもたかがしれていると思います。
そのサービスを顧客にどのように宣伝するのか、私は新しいサービスと言うよりも宣伝内容に興味がありますね。
最近では携帯端末ではソフトバンク、メッセージサービスではLINEの一強と言われており、auやドコモはかなり衰退しているように思います。
そんな中で今後、auやドコモはどのようなサービスを展開していくのでしょうか。