皆さんは「移動型の家」と聞くとキャンピングカーなどを想像すると思います。
しかし、今回話題となっているのは本当の意味での移動型カプセル住宅です。
なぜ、このカプセル住宅が話題となっているかと言うと、なんと日本に上陸するという情報が出たからです。
そこで、今回は上陸を前に少し「エコカプセル」について詳しくなっておこう!と言うことです。
話題のエコカプセルハウスとは?スロバキアで開発!その価格とは?値段は?機能は?

引用:http://emira-t.jp/topics/611/
日本で注目されたきっかけとなったのが、「WIND EXPO 2017 -第5回[国際]風力発電展-」と言われる東京ビックサイトで行われた風力発電に関する最新技術のお披露目会でのことです。
この展示会でその独特のデザイン性の「エコカプセル(Ecocapsule)」は注目されました。
このエコカプセルは風力発電の展示会ですので、もちろん風力や太陽光を使用した100%自給自足でエネルギーを作り出す移動式カプセルハウスになっています。
そんな話題のエコカプセルについて詳しく見ていきたいと思います。
話題のエコカプセルハウスとは?詳細は?気になる中身は?エネルギー源は太陽と風?

引用:http://emira-t.jp/topics/611/
名前にも「エコ」とついていることからこの移動型ハウスのエネルギー源は100%自給できるようになっています。
エネルギー源となっているのは、ソーラーパネルの太陽光発電と風力発電を使った発電方法になっています。
最近では太陽光パネルを装着した家が増えていますが、太陽光発電は太陽が出ていなければ発電効率が悪いのはわかると思います。
そこで、エコカプセルでは太陽光だけでなく風力の2つの発電技術を取り入れることでエネルギー効率を高めています。
そうすることで、今までよりも効率的に発電できることや太陽が出ていなくても風が吹いていれば、風が吹いていなくても太陽が出ていれば発電できます。
この2つを組み合わせたエコカプセルは「次世代スマートハウス」としても注目されています。
環境問題が深刻になっている現代で環境に優しい発電で生活が賄えるというのは素晴らしいことですね。
今後、世界中で風力発電や太陽光発電などエコ発電の割合が高まると思います。
これにより環境問題が少しでも良くなれば良いですね。
話題のエコカプセルハウスを開発したのは?日本ではなくスロバキア?

引用:http://emira-t.jp/topics/611/
いきなりですが、ドラゴンボールが好きな人はこのエコカプセルを見てわかったと思います。
そうです!ブルマのカプセルコーポレーションの移動式カプセルハウスに少し似ている気がします。
これを開発した人は絶対にドラゴンボールファンですね!
このエコカプセルを開発した企業はスロバキアの「Nice Architects(ナイス アーキテクツ)」と言うデザインスタジオだそうです。
最近話題となったエコカプセルですが、プロトタイプが発表されたのは2015年だそうです。
主に欧米を中心にプレオーダーの受付を行っていたため日本ではあまり話題となっていなかったのかもしれませんね。
ちなみに、その当時の価格は7万9900万ユーロ(日本円でおよそ1060万円)だそうです。
現在、日本での販売価格は未定とのことです。
話題のエコカプセルハウスの全体像は?詳細は?

引用:http://youkan-labo.com/post-1458
このエコカプセルは2016年12月に日本で展開が決定して、アジアの総代理店となったのが太陽光や風力発電などのサービスを扱っている石川県野々市市の「YBM JAPAN」と言う会社が請け負っているそうです。
写真だけではわからないと思いますので、大きさを数字で紹介したいと思います。
<エコカプセルの外寸>
全長4.45m×全幅2.55m×高さ2.25m
この数字を見ていただけるとわかりますが、とてもコンパクトな家になっています。
それだけでなく、室内は全てスマートフォンで操作が可能な近未来的な部屋になっています!
太陽光や風力発電で自家発電が可能と言うことですが、それだけでなく雨水をろ過して飲料水にするフィルターもついていますので水にも困ることはありませんね。
ソーラーパネルの出力はおよそ600Wと言うことで十分な電力を得ることが可能です。
また、風力発電は750Wの電力を得ることが可能になっており、10kwの電力蓄電バッテリーも完備しているので太陽も風も吹いていない状態でも最低限の生活が可能となっています。
積んでいるバッテリーはおよそ3日~4日程の生活電力が蓄積できるようです。
話題のエコカプセルハウスの内装は?快適すぎて移動型ハウスとは思えない?

引用:https://matome.naver.jp/odai/2143296153270359501
どれだけ自家発電能力があったとしても、その電力を存分に使用できなければ意味がありませんよね。
また、上記でエコカプセルの外寸を紹介しましたが、これだけコンパクトだと中が窮屈なのではないかと私は思ってしまいました。
しかし、その不安もこれを見て安心に変わりましたね。
エコカプセルの中には、普通に生活するための基本的な設備は整っています。
しかし、やはり気になるのが生活スペースがどれだけ広いのかですよね。
調べてみたところ、住居スペースの床面積は6.3平方メートルでした。
これは畳で表すと約3.5畳分の広さに相当します。

引用:https://greenz.jp/2017/12/07/ecocapsule/
中には狭いと思った方もいるかと思いますが、このエコカプセルはあくまで移動式ハウスであることを忘れてはいけません。
広いとは言えませんが、ベットなども拡張できるため大人二人が寝ることも可能です。

引用:https://www.adventure-journal.com/2017/10/__trashed-2/
基本的にこのエコカプセルは大人2名が生活できるように設計されています。
話題のエコカプセルハウスの用途は?どこ?場所は?

引用:https://irorio.jp/endomayu/20180217/441263/

引用:https://matome.naver.jp/odai/2143296153270359501?page=2
気になるのが、なぜこのような移動式ハウスを開発したのかと言うところですね。
この家の使用用途はどこにあるのでしょうか。
この疑問には、エコカプセルを開発したNice Architectsさんが答えています。
Niceさんによれば、エコカプセルは自然の中での調査や研究での滞在や災害時の緊急滞在場所や救援、日本などではキャンプ地や旅行者向けのロッジなどへの活用を期待していると話しています。
エコカプセル全体の総重量もおよそ1500kgと一般の乗用車と同じくらいであり、コンパクトな設計であるため一般的な移動コンテナに入ってしまうサイズになっています。
そのため、コンテナ用のトレーラーに積むことが可能であり、どのような場所でも移動可能になっています。
これまで発想としてなかった空輸も可能だということです。
被災地の仮設住宅などで使用すれば、被災した方々は生活へのストレスが軽減できるのではないでしょうか。
これまでとは違い、コンテナ用トレーラーで大量に輸送でき生活する基本的設備は整っているため手間もある程度軽減できます。
また、仮設住宅を撤去することを考えた時、エコカプセルなら他の用途で使用することもできますし使わない場合はコンテナに収納して重ねて保管することができます。
保管する維持費などがかかるようなら、このエコカプセルを一般に貸すということもできますね。
私ならエコカプセルをキャンプ場で使用してみたいですね。
少し考えただけでも使用用途はたくさんあり需要もありそうです。
しかし、問題なのがその値段ですね。
これだけの機能を備えているので価格的にはそれなりかもしれません。
すでにエコ商品などを展開する企業などは取り扱いを検討しているようです。
こういった企業は、購入してレンタルすることで利益を得る考えなのではないでしょうか。
現在、日本での販売価格は未定とのことですのでこのような便利で利用用途のあるものはぜひ日本でも普及してほしいですね。
まとめ

引用:https://gigazine.net/news/20150526-ecocapsule/
キャンピングカーなど移動式ハウスと言うのは今までにもたくさん世の中に出ていましたが、このエコカプセルは違った視点を取り入れているように思います。
数年後に日本中でこの独特な卵型のエコカプセルが見られるかもしれませんね。
私としては、こういった設備を被災地などで活用してほしいと思っています。
その為には、国がどれだけ動いてくれるかによると思います。
被災した方々の多くは被災後の生活が苦労していると私はおもいます。
電気、ガス、水道などすべてが使えないと考えると私はゾッとしますね。
やはり、このような被災地にこそエコカプセルのような移動型ハウスが必要なのではないでしょうか。
調べてみると、東日本大震災で被災した地域の仮設住宅は防寒やバリアフリーなどの追加工事などで費用がかさみ、一戸あたり平均で600万前後だそうです。
中には800万円を超しているところもあるそうです。
それを考えると、エコカプセルを採用するというのも一案なのではないでしょうか。
何といっても、もし仮設住宅が必要なくなったとしても取り壊すのではなく再利用してレンタルすることもできるエコカプセルはまさに「エコ」ですよね。
また、解体費がかかりません。
むしろ、レンタル費用として国のお金が増えるかもしれないと考えるとメリットがたくさんありますね。
地震大国である日本では今後も大きな地震に見舞われると思います。
そのたびに仮設住宅を一戸1000万近い国費で建設するのでしょうか。
今後のことも考えて国の方には動いてほしいと私は思っています。
コメント
ご連絡ありがとうございます。
誤った情報を乗せてしまい申し訳ありませんでした。
本日修正いたしました。
日本で普及するのを楽しみにしております。
ありがとうございました。