皆さんは、丸岡いずみさんをご存知でしょうか?
情報番組ミヤネ屋を見ていたら知っていると思いますが、以前は日本テレビのアナウンサーとして活躍していました。

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宮根さんとのやり取りが一部で話題となっていたのを私は覚えています。

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そんな丸岡さんが2018年1月23日発売の「婦人公論」と言う雑誌で代理母出産で3400グラムの男児を出産したことを公表しました。

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自身のブログやミヤネ屋の生放送などでも発表して、一気に「代理母出産」と言う言葉が注目されるようになりました。
ちなみに、丸岡さんと結婚したのは映画コメンテーターとしても有名な有村昆さんです。
代理母出産とは?丸岡いずみさんと有村昆が代理母出産を選択した理由は?

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まず、簡単に「代理母出産」について説明すると、言葉の通り何らかの理由で自身では子供が産めない、また生まないという方を対象として自分たちの遺伝子を代理で出産してもらう方に移して代わりに産んでもらうというものです。
なぜ、丸岡さんがその選択をしたのかと言うと、丸岡さんは2012年に結婚してから2度流産を経験しています。
2度の流産を経験してからも不妊治療を続けましたが、結果が出ず2016年の冬にロシアの代理母へ依頼をして冷凍保存していた受精卵を提供したそうです。
丸岡さんは40歳を超えた高齢出産に分類されますので、もし妊娠していたとしても胎児に何らかの影響が出る可能性がありました。
2度の流産と不妊治療を受けていたことから、丸岡さんはもともと身ごもりづらい体だったと言えます。
丸岡さんは取材に対してこのようにお話ししています。
「今の日本社会には、代理母出産についてさまざまな意見があると思いますし。でも、批判を受け止めたうえで、できる仕事をコツコツとやっていければと考えています」
なぜこのような発言をしているかと言うと、日本では「代理母出産」が原則として認められていないからです。
そのため、丸岡さんも仕方なく認められているロシアで代理母に出産を依頼したということになります。
私の個人的な意見としては、人によって子供を授かりやすい人授かりにくい人がいると思います。
子供が欲しくてもできない人は日本だけでも数え切れないほどいると思います。
色々な不妊治療を試してできないようなら代理母出産と言う選択肢は日本でも良いのではないでしょうか。
また、不妊治療はとても高額であり普通の家庭では難しいとも思います。
少子化と言われているこの時代に子供が欲しいご家庭にさらに重荷をにおわせるのはどうかと私はおもいます。
国は出産や子育てがしやすい環境や支援をしていかなければ、将来的に日本は本当に取り返しのつかない事態になると私は思っています。
代理母出産とは?期間や費用は?

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気になる代理母出産の費用は医療機関や国で異なるようですが、日本の仲介サイトを参考にするとアメリカで約1000万円から2500万円、ロシアでは約500万から1000万円かかるそうです。
期間は、その仲介業者と面談など説明を受けて代理母を探して出産するまでおおよそ約1年程かかるということです。
丸岡さんも取材に対して約1000万円程費用がかかったと話しており貯金を使い果たしたと話しています。
しかし、私はお金では買えない価値を丸岡さん夫婦は手にしたのだと嬉しく思っています。
調べてみたところ、代理母出産を行った芸能人がいらっしゃいました。
元プロレスラーの高田延彦さんとタレントの向井亜紀さんです。

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お二人は2003年に代理母出産で双子の男の子を授かっています。
しかし、日本では卵子を提供した人が母親ではなく法律上では代理で出産した方が母親になってしまいます。
そのため、高田さん夫婦の子供は法律上は特別養子縁組と言う形になっています。
上記で日本では代理母出産は認められていないと書かせていただきましたが、正式には禁止はされていません。
しかし、日本産科婦人科学会などの方針で原則として認められていないそうです。
そうなると、禁止と同じと言うことですね。
そのため、代理母出産を行う人の多くは仲介業者を介して他の認められている国に依頼することがほとんどだということです。
産婦人科医のある医師の方はこのように話しています。
「(身体的に)代理母の負担が大きく複雑な問題も多く抱えている。日本では認められていないが、一般の人が自己判断で代理出産を選ぶのはありうる話。個人的には人工子宮の研究が進んでいくことに期待している」
出産は場合によって命の危険もありますので、日本で原則禁止となっている意味もわかります。
詳しくはわかりませんが、犯罪などに使われる可能性もありますよね。
代理母出産の費用を見てみるとかなり高額です。
そのため、代理母を強制して産ませ続けさせるということもできてしまうということですよね。
また、貧困で生活が苦しい方で代理母出産でお金を稼ぐという人も出てくる可能性は十分にあると思います。
こういったことを考えると、安易に代理母出産を認めることは難しいかもしれませんね。
丸岡さんの今回の発表で今後の代理母出産へ認知度や理解度、現状はどのように変わるのでしょうか。
代理母出産とは?メリットやデメリットは?問題点は?
代理母出産をメリットデメリットと言う言葉で表すのは本当は良くないと思いますが、しっかりと皆さんに情報を提供するために使わせていただきます。
まず、代理母出産の良い点は何といっても今まで子宮がなかったり高齢で妊娠がしづらかったり、何らかの病気で妊娠できなかった場合でも子供を授かることができる点です。
これは、子供が欲しい方たちからするとあまり意味のない事かもしれませんが、辛いつわりや美容、体の変化がない事です。
私の姉も妊娠出産する前とした後では身体に大きな変化があったそうです。
自分で出産しないため、そういった身体の変化がないということです。
逆に悪い事としては、費用が高額だということです。
上記でも紹介しましたが、1000万円以上はかかるということです。
それ以外にも妊娠しない場合や流産する場合もあります。
その場合でも代理母には基本的に報酬を支払います。
出産、流産、死産などで報酬も細かく決められているところもあるそうです。
それだけでなく、しっかりした仲介業者ではない場合はコミュニケーションがしっかりとれてなかったり騙されるケースなどもあるということです。
他にも異常がある子供が生まれた場合はどうなるのでしょうか。
一般的にはそういった検査を必ず受けるようになっているようですが、検査ですべてがわかるわけではありません。
中には生まれてから障害があることがわかることもあります。
その場合はどうなるのでしょうか。
実際に2014年にオーストラリアであった事例を紹介してます。
これは、日本でも大きく報道されていますので覚えている方はいらっしゃると思います。
報道によれば、代理母となったタイ人の女性(21)が昨年12月に男女の双子を出産したが、代理出産を依頼したオーストラリア人カップルは健康な女の子だけ引き取り、ダウン症候群の男の子は引き取らなかった。
引用:http://www.afpbb.com/articles/-/3022159
実際にこのようなことが起こっているのが事実です。
予想としては、代理母のタイ人と言う人は生活のために代理母となった方だと思います。
簡単に言うと貧しい貧困層の方だと思います。
そういった方が障害を持った子供を育てることは難しいと私はおもいます。
生まれてきた子供に罪はないですが、子供の将来を考えると悲しくなります。
上記の事例とは逆に代理母が生んだ子供の引き渡しを拒否する事例もあるそうです。
実際に、1985年のアメリカで事件が起こっています。
お腹を痛めて生む子供ですので愛着がわいてしまったのでしょうか。引き渡しを拒んだそうです。
契約違反ですので、依頼した夫婦はもちろん訴訟を起こします。
1度めは代理母は権利がないという結果になりましたが、日本でいう最高裁で代理母の契約は無効とされて代理母が母親であるという結果となりました。
しかし、親権は契約した夫婦の夫にあるという判断で代理母は子供の元へ訪問する権利があるという最終的な結論となります。
子供はお金ではないということですね。
血がつながっていないとしてもお腹を痛めて生んだことには変わりありません。
母性がわいてしまうのは当然かもしれませんね。
まして、この代理母は9回の人工授精でやっと妊娠できたということですので母性がわいてしまうかもしれません。
代理母出産が行われている国はどこ?
調べてみたところ、代理母出産が認められているところはたくさんあるようです。
一応日本でも禁止されているわけではありません。
日本以外ではアメリカの一部やイギリス、インド、ロシア、ウクライナ、タイなどは比較的さかんに行われているようです。
しかし、圧倒的にインドやタイでの代理母出産が多いそうです。
その理由は他の国に比べて報酬がかなり安く済むということだそうです。
丸岡さんも1000万円程使ったと発表していますが、調べによるとインドやタイでは数百万円で代理母出産を依頼することが可能だと言います。
代理母出産の種類
実は代理母出産には2種類あります。
・ホストマザーフッド
・サロゲートマザーフッド
この2種類が存在します。
ホストマザーフッドとは、夫の精子と妻の卵子を体外受精させてできた受精卵をまったく別の女性の子宮に移植し、妊娠・出産してもらうことを指します。つまり生まれてきた子供は、遺伝的には「夫妻の子」にあたります。卵巣があり、妊娠に適した卵子が採取できることが条件ですので、基本的には子宮のない人が行う方法といえるでしょう。
それに対してサロゲートマザーフッドとは、夫の精子をまったく別の女性に人工授精し、妊娠・出産してもらうことを指します。ですから生まれてくる子供は遺伝的には「夫と、まったく別の女性との子」ということになります。この場合は卵巣も子宮もない方が行う方法と言えます。
引用:http://3gkl.com/1653
どちらにしてもリスクがあることには変わりないです。
私の予想では、今回の丸岡さんの発表により「代理母出産」と言う言葉が注目され始めると思っています。
それにより、日本の法律上の問題点なども追及されるのではないでしょうか。
日本の法律上では「産んだ女性が母」と言うのが決まっています。
ちなみに、上記でも紹介した高田夫婦ですがこの件に関して東京家庭裁判所に提訴しています。
結果はお分かりのように「産んだ女性が母」ですので良い結果にはなりませんでした。
しかし、今回の発表が拡散され大きな話題となれば「産んだ女性が母」と言う言葉に「原則」と言う言葉が追加されるかもしれません。
「例外を除いて産んだ女性が母」と言う法律に変われば、理由によっては海外のように依頼した人物が母となることが可能になるかもしれません。
今後の展開に注目しておきたいですね。