日本のこころの党の代表である中野正志さんは第48回衆議院選挙で議席を獲得できなかったことについてこのようにコメントをしています。
「政治団体として活動を続けていく」
「参院ではこれまで通り、自民党と統一会派を組んでいく」
日本のこころ議席なし!中野正志氏の代表談話とは?コメントは?

引用:http://www.media-japan.info/wp-content/uploads/2017/09/nakano_masashi.jpg
日本のこころ代表の中野氏は今回の衆議院選挙についてこのように公式ホームページで発表しています。
12日間に及ぶ衆議院総選挙が終わり、国民の皆様の審判が下りました。
我が「日本のこころ」は、この選挙戦を「最後の決戦」として、背水の陣で臨み、全身全霊を捧げて政策を訴えて参りました。
北朝鮮の度重なる挑発に対して「敵基地攻撃能力の保有」と「高度なミサイル迎撃システムの早期実現」を同時に求めるとともに、日本経済を完全にデフレ脱却へと導くために、消費を喚起する「消費税マイレージ制度」を導入するべきこと、そして、自主憲法の制定と、被災者の自立支援を、正面から訴えて参りました。
残念ながら、当選者は出なかったものの、多くの国民の皆様から多大なるご支援を賜りましたことに、心から感謝を申し上げます。
これからも「日本のこころ」は、誇りある日本を取り戻すため、日本のこころを大切にする豊かな国を創り上げるため、頑張って参ります。 どうか、皆様方のご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
平成二十九年十月二十三日
日本のこころ 代表
参議院議員 中野正志
引用:https://nippon-kokoro.jp/news/discourse/post_291023.php
今回の衆議院選挙を「最後の決戦」としていますが、最後に今後も頑張ると続投することが記されていますね。
また、参院選挙でも全力で取り組んでいくとコメントも発表しています。
日本のこころの党!議席なしで党存続厳しい?直前で希望の党へ鞍替えした中山恭子氏は?

引用:https://nippon-kokoro.jp/admission/upload/nipponkokoro_daihyou.jpg
日本のこころは今回の衆議院選挙で議席を獲得出来なかったことで、党の存続がかなり厳しくなりました。
政党要件の「投票率2%」を満たすことが難しく党の存続は絶望的です。
また、選挙直前に中山恭子前代表が「希望の党」に鞍替えしたことで急きょ中野正志さんが代表に就任しましたが、準備不足と言うこともあり、比例代表で2名候補を出しましたが全滅してしまいました。
直前で中山さんが鞍替えしたことで「日本のこころ」の名前は話題になりましたが、アピール力などが少し足りなかったのではないでしょうか。
中野氏は選挙が終了して「力不足だ」とコメントを発表しています。
しかし、今回の衆議院選挙は「希望の党」がかき乱してくれたおかげで全ての党が混乱したのではないでしょうか。
「希望の党」ができていなければ、中山さんも離党しなかったと思われますので、「日本のこころ」も議席を獲得していたかもしれません。
結果的に自民党・公明党が大勝して野党が3つに分裂した最悪のシナリオになりましたね。
日本のこころとは?なに?政策は?綱領は?公約は?wikiでは?
「日本のこころ」は分党や解党などを繰り返してきた党になります。
まず最初は2014年に日本維新の会が分党を決定して解党をしたことで石原慎太郎さんを支持するグループによって、「次世代の党」が結成されました。
そこから2015年に「日本のこころを大切にする党」に党の名前を変更したかと思うと、「日本のこころ」とまた名前を変更しました。
政策に関しては以下のようになっています。
<綱領>
・日本が長い歴史の中で育んできた風俗、習慣、文化に息づく日本のこころを大切にし、家族を基底においた明るく温かな社会を実現する
・経済力、外交力、国防力を高め、文化の力によって世界の平和に貢献し、世界から信頼される国を創る
・真の保守政党として、日本の独立と繁栄を守り、国民の手による自主憲法を制定し、豊かで誇りある日本を築いていく
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki
<基本的な政策>
・長い歴史と伝統を持つ日本の国柄と日本人のこころを大切にした、日本人の手による自主憲法の制定
・家族を基底においた温かな社会を創り、国民ひとりひとりが夢を持ち、充実した日々を過ごせる国の実現
・人口が減少する中で、子育て世代を支援し、安心して子供を産み育てられる環境の整備
・正しい歴史観と道徳観を持ち、国際的に高水準の学力を持つ日本人を育てる教育
・経済の成長戦略を推進し、個人所得の向上を図り、豊かな社会を実現すること及び社会基盤(インフラ)の強化を徹底して推進
・医療制度、公的年金制度、介護制度等の改革を行い、生涯にわたり安心して暮らせる社会保障制度を構築
・外交力及び国防力の強化による確固たる安全保障の構築を目指す。また、北朝鮮による全ての拉致被害者の早期救出
・統治機構(立法、行政、国と地方)の抜本的改革
・日本各地で、国際文化交流の祭典を催し、日本が、世界の文化が輝き、溢れ、交流する場となることを目指す
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki
自民党と共闘していることから政策に関しては自民党に近い感じがします。
また、2014年に党が発表したく公約では次世代ミクスと称して、アベノミクスの基本的な方向性を前提とした3本の矢を掲げています。
日本のこころの過去の党首や代表は?
名前はコロコロ変わっていますが、基本となる政策はほとんど変わっていません。
そんな「日本のこころ」の歴代の党首や代表は誰だったのでしょうか。
<次世代の党 党首1代目>
・平沼赳夫

引用:https://blog-imgs-62.fc2.com/y/u/k/yukokulog/hiranuma_takeo_jisedai.jpg
<次世代の党 代表2代目>
・中山恭子

引用:http://go2senkyo.com/articles/wp-content/uploads/2015/08/003.jpg
<日本のこころを大切にする党 代表1代目>
・中山恭子
<日本のこころ 代表1代目>
・中山恭子
<日本のこころ 代表2代目>
・中野正志

引用:https://pbs.twimg.com/profile_images/539775339551932416/kSQa7cs_.jpeg
これを見ると、2015年から2017年まで党を引っ張ってきた中山さんが「希望の党」へ移ってしまったことは非常に大きかったかもしれませんね。
支持率だけでなく、党の党勢力も著しく落ちてしまっていたかもしれません。
日本のこころに党名を改名した理由は?なぜ?批判?
いくつも党名を変更してきた「日本のこころ」ですが、なぜ党名を改名したのか少し簡単に紹介したいと思います。
当時、石原慎太郎さんを中心とした党は年齢層が高かったということから、「旧世代の党」「爺世代の党」などと揶揄られ、批判されていました。
党を結成して初の第47回衆議院選挙では当選者がわずか2名となり大敗をきしたことで石原慎太郎さんは政治家として引退して党首であった平沼赳夫さんなどが離党しました。
そして、党首の代わりに代表となったのが中山恭子さんだったのです。
当時は一時話題となりました。
なぜかと言うと、女性の国政政党の党首は2013年に党首を辞任した社民党の福島瑞穂さん以来のことだったからです。
代表が変わったことで党の名前を変更すべきだと党内から意見が浮上して「日本のこころを大切にする党」と改名しました。
ちなみに、上記の長い党の名前に反対して江口克彦さんは離党しています。
当時、長い名前に改名したことを中山さんはこのように話しています。
「次世代の党という名前が浸透しなかったから」
「穏やかさや誠実さ、良心など、日本人が誰でも持っている精神=『日本のこころ』が欠けつつある」
ちなみに、この長い党名はわずか1年3か月で不採用になり今の「日本のこころ」になりました。
「日本のこころ」に改名した理由のほとんど「党名が長い」!これに尽きると思います。
当初、ネット上でも多くの批判がありました。
また、なぜ名前を変えたかと言うと「名前が長すぎた」と言うことだそうです。
ネット上でもそうですが、有権者などからも多くの声があったそうです。
この長い名前にした結果、参院選挙の大敗につながり有権者からの認知度も低かったそうです。
まとめ
今後、中野さんが率いる「日本のこころ」がどのように行動していくのか注目されることです。
衆議院選挙では議席を獲得できなかったため、中野さんが「日本のこころ」を継続するのか、自民党に合併するのか注目しておきましょう。
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