米トイザらスが経営破たんしたことは日本でも大きな話題となりました。
トイザらスと言えば、大手おもちゃメーカーとして知られています。
そのようなおもちゃメーカーが経営破たんに陥ったにも関わらず、家電製品メーカー大手の「ビックカメラ」が玩具用品を中心とした専門の店舗をオープンすると言うじゃないですか!

引用:米トイザらス破産法適用で破産申請!ネット通販拡大で経営不振に?どうして?なぜ?理由は?日本への影響は?
新しくオープンする予定なのは、非家電商品を中心としたフォーマット店舗である「ビックトイズ」と「ビックカメラセレクト」と言うものです。
「ビックトイズ」には知育玩具やプラモデル、ゲームなどの玩具専門店となる予定であり初出店は愛知県日進市の「プライムツリー赤池」内に2017年11月24日にオープン予定となっています。
「ビックトイズ」とは「ビックカメラ」内にあるおもちゃフロアの名称として以前から使われていたそうですが、単独で店舗を展開するのは今回が初と言うことで注目されています。
「ビックカメラセレクト」にはドラッグや化粧品、日用品などの生活用品を主に扱っています。
こちらの単独店舗は原宿の竹下通り沿いの「ビレッジ107」に11月にオープン予定となっています。
私も良く家電メーカーに行くことがあります。
山田電機やビックカメラなど大手電機メーカーは以前までは家電製品が主でしたが、最近ではすべての生活用品を網羅しているように感じます。
家電だけでなく、食品や日用品などそこに行けば全てそろえられるというくらい品ぞろえが良くなってきました。
このような色々と網羅した「ドン・キホーテ」のような店舗は近年多くなってきているように思います。
これまでは「ドン・キホーテ」の一強と思われてきましたが、今後はこのような電機メーカーなども業界に進出してくると考えられ価格競争になっていくのではないでしょうか。
ビックトイズのメリットやデメリットは?

引用:https://i.ytimg.com/vi/gVcTjVaWO5U/maxresdefault.jpg
今回の「ビックトイズ」の単独店舗オープンに関して、どういう意図があるのでしょうか。
私としてはデメリットの方が大きいのでは?と思いました。
なぜなら、米国の大手玩具メーカートイザらスの経営破たんから玩具メーカーの衰退が感じられます。
そんな時期だからこそなのかもしれませんが、少子高齢化ということから子供用品の需要は年々減少してくるのではないかと私は思っています。
最近では一人っ子の子供が多く、一人に多くのお金をつぎ込む親も多いです。
そうなると、価格だけでなく品質やトレンドなど様々なところで各同業者と戦っていかなければならないということでかなり厳しい戦いになるのではないでしょうか。
また、「ビックトイズ」では玩具だけでなくプラモデルやゲームなどを取り扱うそうです。
しかし、これらを取り扱っている会社はたくさんありネット販売も増加していることからそこまでの需要はないのかもしれません。
なぜ、今ビックカメラが「ビックトイズ」を単独で出店するのか私は少し疑問ですね。
ビックトイズとビックカメラセレクトの違いは?なぜ今になって専門店を出店?理由は?
上記でもお話ししましたが、この二つは大きく違います。
「ビックトイズ」は玩具やプラモデル、ゲームなどを専門にした店舗であります。
「ビックカメラセレクト」は、薬や日用品、化粧品などを主においている店舗になります。
私もなぜ今になって専門店を出店するのか疑問に思いました。
調べてみたところ、ビックカメラは2017年8月期の通期決算で増収・経常増益と言うことがわかりました。
特に伸びているのが、ゲーム(127.5%)、医薬品や日用雑貨(127.1%)などが非常に良い伸び率だったことが今回の出店に関係しているのではないでしょうか。
なぜ、家電メーカーでゲームや日用品、薬などの収益が増加しているのかは現時点ではわかりません。
しかし、ビックカメラ内部の一部で販売しているのと専門として単独で出店するのとでは全く違うとわたしは思います。
もし、私ならゲームを買いたいと思っているならばゲームを専門に扱っている「ゲオ」などに行きます。
また、薬を購入したいと思えば「ドラックストア」などの専門店に行きます。
全てが一緒の店舗にあったからついでに立ち寄って購入している可能性もあります。
果たして今回の決断は良い方向に進むのでしょうか。
今後の先行きに注目しておきたいと思います。
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