大型ハリケーンが大西洋で発生!米国へ接近!被害は?

引用:https://www.cnn.co.jp/storage/2017/09/02/ba1176dfa290c886f609ecc21680c2d9/01-irma-harvey-0901-story-top.jpg
大西洋で強力なハリケーン「イルマ」が発生したことがわかりました。
ハリケーンはその威力を5段階で表されますが、今回の「イルマ」は上から3番目の威力と言うことです。
現在は風速51メートルとのことですが、勢力は拡大して最終的には上から2番目の威力になると予想しています。
米国のテキサス州では現在「ハービー」が上陸して最大の被害がありました。
今後の「イルマ」の経路には注意が必要です。
ハリケーンの被害甚大!米国高速道路が海に…冠水被害拡大
日本でも川が氾濫して道路が川のようになることがよくありますが、米国の被害は川では収まらず海になってしまっています。

引用:https://www.cnn.co.jp/usa/35106603.html?ref=yj
ハリケーン「ハービー」の被害は甚大で通常は10号線が走る高速道路が海のようになっていることがわかります。
この写真を撮ったウィーニー牧場で働いているローガン・ウィート氏は牛の捜索にボートで進んできたそうです。
牛は30頭発見して、そのほか60頭は流されたと思われます。
日本に比べて米国は土地が広いためその分牧場などの経営者は多くの牛などを育てていると考えられます。
すると被害額は日本に比べて相当な額になるかもしれません。
ハリケーン「ハービー」の経済的損失額はおよそ12兆円と言うことです。
東京都の予算が約13兆円と言われていますので、それと同規模と考えると米国の被害は相当ひどい状態だとわかります。
台風やハリケーン、サイクロン、トルネード、ウィリーウィリーとは?違いや強さは?台風とタイフーン?

引用:http://visualshoxxx.com/wp-content/uploads/img/0261_typhoon-image.gif?6f2ecb
毎年、台風の季節が来ると思うことがあります。
日本では「台風」、米国では「ハリケーン」のように色々な呼び名があります。
これらは同じものなのか、そうでないのかいつも疑問に思っていました。そのため、今回はこれらについて調べてみました。
まず、「台風」と「タイフーン」の違いですが、皆さんは「台風」の語尾を伸ばしただけだと思っていますか?
これには明確な違いがあります。
それは、国際的な枠組みによって違うものとなっています。
・台風:日本の基準の熱帯低気圧のことを指しています。
台風の語源はギリシャ神話の怪物デュポンから来ていると言われています。
・タイフーン:国際的な基準で「最大風速が33m/s以上のもの」
ちなみに、米国などでの呼び方である「ハリケーン」や「サイクロン」にも明確に違う点があります。
・ハリケーン:太平洋や大西洋上で発生した大型の熱帯低気圧
ハリケーンの語源はカリブ海の邪神ウラカーンから来ていると言われています。
・サイクロン:インド洋や南太平洋で発生したもの
サイクロンの語源はギリシャ語のKykloから来ていると言われいます。
・トルネード:竜巻のことで海流などに関係なく起こる
また、トルネードには大きく分けて5種類あります。
・多重渦巻竜巻:複数の渦がまとまって動くもの
・衛星竜巻:大きな竜巻の周りにできる竜巻
・水上竜巻、海上竜巻、シースパウト:海の上にできる竜巻
・陸上竜巻、ランドスパウト:陸の上にできる竜巻
・空中竜巻:地上まで降りてこない竜巻
日本でも近年竜巻による被害が出ていますが、一番問題なのがいつどこで起こるかわからないところです。
場合によっては屋根が吹っ飛んだりとかなり強い風が吹きますので、ある意味で台風などよりも身近な危険かもしれません。
台風やハリケーンと言ったように、場所で名前が違ってくるということは皆さんもこのように疑問に思ったのではないでしょうか?
「米国付近で発生したハリケーンが日本に向かって来たらどうなるの?」
私も気になった点です。
正解は、名前が変わります。
例えば、東経180度より西で発生した「ハリケーン」が日付変更線を超えてきた場合は「台風」と呼ばれます。
そのため、日本の天気予報で「台風○○号」が接近しています。と報道されていますが、本当はこのように報道するのが正解だと私は思います。
「ハリケーンの”キャサリン”が日付変更線を超えて”台風○○号”に変わり勢力を拡大しながら日本に接近しています」
これが本当の事実だと思います。(笑)
台風の強さと大きさ、気圧やhpなどの用語の表現の仕方は?

引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/ec/2d0b348ea7d2f209445010ffbd5b7791.jpg
私たちは何気なくニュースなどで台風情報などを聞いていますが、実際に「この台風は○○ヘクトパスカルです。」と言われてピンとくる人は少ないと思います。
今回は簡単に台風について解説したいと思います。
まず、「台風」とは「熱帯低気圧」のことを指しています。
「熱帯低気圧」とは海水の温度が上がり、その影響で水蒸気が発生します。
その水蒸気が雲になり空気が渦上になることで台風となります。
「台風」と呼ばれるのは「最大風速17.2m/s以上のもの」になります。
良く天気予報でhp(ヘクトパスカル)と表現されることがありますが、簡単に言うと中心気圧(hpa:ヘクトパスカル)が低いほど、台風の勢力が大きいと覚えておいてください。
台風の「強さ」は大きくわけて3つに分けることができます。
・猛烈:最大風速が54m/s以上
・非常に強い:最大風速が44m/s~54m/s未満
・強い:最大風速が33m/s~44m/s未満
※スーパー:最大風速が59m/s以上
数字で表されてもいまいちピンと来ないと思うので、簡単に解説します。
暴風域がないただの台風(25m/s以下)
これは台風になりたてのいわゆる新人さんです。
台風としては大したことがなく、春一番の風みたいなものです。
「今日は風が吹いてるなー」と言う感じです。
暴風域のある台風(33m/s以下)
暴風域が設定されているところがポイントですね。
この中は風などが強く吹くため危険になります。
場合によっては飛散物などでガラスなどが割れる危険性もあるため、早めの対策が必要になるかも知れません。
強い台風(33m/s~44m/s)
強い台風になると、風邪が尋常じゃないほど強くなっていきます。
韓国などでもレストランのドアが風にあおられて勢い良く閉まりガラスが飛び散ったなどのトラブルが起きています。
家のドアだけでなく、車の乗り降りなどにも注意が必要になると私は思います。
強い台風では固定されていないものは飛ぶと考えておいてください。
屋外にある洗濯機なども飛ばされた例があるそうなので、対策としては水を入れておくことをおすすめしています。
また、ベランダで飛ばされそうなものがある場合は屋内に入れるか飛ばされないように固定しておきましょう。
これは自分だけでなく、2次災害を防ぐことにもつながりますのでしっかりと行うのが良いと私は思います。
非常に強い台風(44m/s~54m/s)
このクラスになると、駐車している車が動き出し足り屋根が吹っ飛んだりします。
また、外では立っていることも難しくなりますので必ず屋内にいることです。
台風で危険なのは強風による転倒などだけではなく、落下物や飛んでくる飛散物によるものですので、絶対に外には出ないでください。
猛烈な台風(54m/s以上)
基本的に日本に上陸する頃には勢力が下がり、「強い」や「非常に強い」まで下がっていることが多いので「猛烈」というのは数えるくらいしかないとおもいます。
このレベルになると、電柱は根こそぎ折れますし車は動くのではなくて横転したり、大きくヘコんでいたり、体育館などの丈夫な屋根が全てなくなっていたりします。
沖縄では台風が良く発生することはご存知だと思います。
その為、沖縄は台風対策が万全です。
しかし、「猛烈な台風」が来た時はそれらの対策が何もきかなかったそうです。
実際に、ライフラインが復旧するのに1か月以上かかったということです。
スーパー台風(59m/s以上)
「猛烈な台風」でこれだけの被害がでるのに「スーパー」とついてしまうといったいどうなってしまうのでしょうか。
この台風はフィリピンで発生したことがあるそうです。
当時のフィリピンは発展の真っ最中だったため、多大な被害があったようです。
都心部で川が氾濫した場合のシミュレーションなどが公開されていますが、もし「スーパー台風」が東京を襲ったらシミュレーション通りの最悪の状態になるかもしれません。
ウィリーウィリーとは?WIKIで調べてみた!

引用:https://www.chuden.co.jp/kids/denkipaper/2002/584/images/issue2_14.gif
台風やハリケーンなどは良くニュースなどでも聞くことがあるかもしれませんが、ウィリーウィリーとは皆さんは聞いたことがありますか?
私は知らなかったので簡単に調べてみました。
調べた結果、ウィリーウィリーとはオーストラリアの先住民であったアボリジニの言葉だそうで、「塵旋風」のことを表しているそうです。
現在はあまり使われなくなったそうですが、オーストラリアの北部や西部の「熱帯低気圧」いわゆるオーストラリアの台風と言うことですね。
しかし、よくよく調べてみると台風ではなく学術的には「塵旋風」でつむじ風に入るようですね。
台風まで規模が大きくないということですかね。
台風やハリケーン、サイクロンは最強?被害拡大の実態

引用:http://blog-imgs-58.fc2.com/j/y/o/jyouhouwosagasu/_71011005_71011004.jpg
日本でも最近では台風など自然災害での被害が多く取り上げられています。
しかし、過去にも最強クラスの台風やハリケーンが発生して被害をこうむっています。
今回は簡単に実例を挙げて紹介してみたいと思います。
伊勢湾台風、名古屋の被害や高潮での浸水、史上最大の台風とは

引用:http://www.d1.dion.ne.jp/~kwx/suigai2.jpg
発生時期:1959年9月21日
気圧:895hpa(ヘクトパスカル)
最大風速:75m/s
死傷者:死者4697名、行方不明者:401名、負傷者:38921名
2017年まで合わせても過去最大規模の被害だと思います。
近年では建物なども強化されて対策はされていますが、またこのような規模の台風が来て被害を抑えられるのかと言うと現状ではわからないと思います。
また、この規模が東京に直撃したと考えるとゾッとします。
ハリケーン「カトリーナ」ニューオリンズを直撃!最大級の被害にブッシュ大統領も動く!

引用:http://dil.bosai.go.jp/disaster/2005katrina/images/002-00.jpg
発生時期:2005年8月23日
気圧:902hpa(ヘクトパスカル)
最大風速:78m/s
死傷者:死者453~1335名、間接的死者335名
ハリケーンの強さの5段階で最高ランクの一番上を記録したのが「カトリーナ」です。
米国でも日本と同様に良くハリケーンの被害があり対策も万全だったはずですが、これだけの被害になっています。
こう見ると、どのような対策をしたとしても意味がないということですね。
サイクロン「ナルギス」ミャンマーで史上最大を記録、死傷者や被害は?

引用:http://footage.framepool.com
発生時期:2008年4月27日
気圧:962hpa(ヘクトパスカル)
最大風速:60m/s
死傷者:死者・行方不明者 約14万人
日本や米国に比べて強くはありませんが、発生した場所に問題があったのではないでしょうか。
ミャンマーなどは日本や米国などに比べて発展しているとは言いにくいです。
そのため、サイクロンなど自然災害への対策が十分にされていないため、ここまで被害が拡大してしまったのではないでしょうか。
また、日本のように災害時の避難経路や避難の仕方などを定期的に行っているわけではないため、避難することができなかったのではないでしょうか。
台風を甘く見ている人はいないと思いますが、食料や防災グッズなど万が一のために準備だけはしておきましょう。
台風とハリケーンの巻き方は違う?南半球は右巻き!北半球は左巻き?
ここで私は疑問に思いました。日本に来る台風の目は全て左巻きです。
これは世界共通なのでしょうか?
この疑問を調べてみると、北半球では「左巻き」で南半球では「右巻き」と言うことでした。
なぜそのようなことが起こるかというと、簡単に説明すると地球の回転が問題になります。
北極から地球を見た時に地球は左回りにまわっています。
逆に南極から地球を見た時に地球は右回りにまわっています。
これが、北半球と南半球で巻き方が違う最大の理由ではないでしょうか。
まとめ
今回は台風やハリケーンなどの違いを調べてみました。
最近でも日本や米国で台風やハリケーンの被害が出ています。
これを考えると、いつ私たちの県や町で台風の被害が起こってもおかしくありません。
その為、最低限の防災グッズなどの備えはしておく必要があります。
国としても自然災害への対策をどんどん進めていってほしいと思っています。
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