日米 対北朝鮮「核の傘」継続で一致!

引用:http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2017081701001528.jpg
17日に日米は、外務省・防衛担当閣僚の安全保障協議委員会(2プラス2)をトランプ大統領が就任して初めて開かれました。
北朝鮮の核の脅威が迫っている中、この協議は非常に重要だと私は思います。
協議の成果を下記に簡単に記載いたします。
「北朝鮮の核・ミサイル開発に対して、日米同盟の抑止力・対処力を強化して対応する方針で一致して米国が日本に対して「核の傘」を提供し続けることも同時に確認」
北朝鮮に対しては全面一致と言うことで、これまでの方針を確認した形になりました。
また、日本には「イージス艦」に搭載されているレーダーを陸上で使用する「イージスアショア」を二基導入する予定です。
ちなみに、一基で約800億円かかるそうですが、日本の安全を守れるなら安いものではないでしょうか。
また、これまで「イージス艦」が北朝鮮のミサイルを監視し続けていましたが、「イージスアショア」が導入されることで、「イージス艦」の監視作業が少なくなり、身軽になると専門家は話しています。
24時間緊張状態が続くとどれだけ優秀な乗組員でもミスが出始めてしまうと専門家は反します。
私もその意見には同意しており、どれだけ優秀でも何日もミサイルの脅威を監視し続けるのは無理だと思います。
今後は陸上で24時間北朝鮮のミサイルを監視し続けることが可能となります。
また、2基で日本全土をカバーできるためミサイルが発射されたとしても2重3重と撃ち落とすことができます。
より日本が安全になるということですね。
上記でもお話しした通り、トランプ政権では初めての会合であり、約2年と4か月ぶりの開催となりました。
米国からは国務長官のティラーソン氏と国防長官のマティス氏、日本からは外務相の河野太郎氏と防衛相の小野寺五典氏が出席しました。
5月には安倍総理とトランプ大統領が北朝鮮に対して「防衛体制と能力の向上を図るための具体的行動」を取ることですでに一致していたことで、スムーズに話が進んだと思います。
この首脳会談では、ミサイル防衛やサイバー攻撃など幅広い分野に対して同盟強化について議論したと言われています。
北朝鮮を抑制するためには中国の介入が必須?理由と今後の対策は?

引用:http://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2016/01/endo160107-thumb-720xauto.jpg
また、共同発表ではグラムに弾道ミサイルを発射すると発表しているきたちょうせんに対して
「平和と安定に対する増大する脅威」
として、北朝鮮の核開発やミサイル開発などを
「最も強い表現で非難」
するとしています。
これらの挑発に対して、国連は石炭や鉄鉱石の北朝鮮への輸入を全面的に禁止する国連安全保障理事会の制裁決議の完全な履行が必要との認識を共有しました。
そこで中国を名指ししてこのように発表しています。
「北朝鮮の行動を改めさせる断固とした措置」
を取るように求めています。
しかし、中国は北朝鮮に経済制裁は与えていますが、なかなか国連決議に全面的に理解していないようです。
私の予想では、中国は北朝鮮から武器関係の情報をもらっているのではないかと考えています。
それ以外に中国にメリットがあるようなことが思い浮びません。
また、もし戦争が起こった場合は、北朝鮮からの避難民が中国などに押し寄せる可能性があるため、戦争も中国はデメリットでしかありません。
今後の北朝鮮の行動は中国にかかっていると私は考えます。
また、この「2プラス2」では中国に対しても話し合われたようです。
マティス国防長官は「尖閣諸島は日本の領土」と明確に発言しています。
対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲であることを再確認したとのことです。
また、南シナ海への中国の軍事施設建設などについては、「威圧的な一方的行動」として反対するということを強調しました。
現在も南シナ海の軍事施設は着々と建設中と言うことで隣接する各国は反発しています。
南シナ海沖では衝突もあるとのことで、今後の世界情勢に問題が出る恐れがあると私は考えます。
韓国と米国、北朝鮮との緊迫状態後退とする。金正恩氏「しばらく見守る」意思発表!

引用:http://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2017/01/dailynk170126-thumb-720xauto.jpg
金正恩(キム・ジョンウン)氏は14日に朝鮮人民軍戦略軍司令部を視察して、グアムにミサイルを発射する作戦案について報告を受けました。
そこで金正恩氏はこのように話しています。
「米国の行動や態度をしばらく見守る」
「朝鮮半島情勢の緊張を和らげ、危険な軍事的衝突を防ぐためには、我々の周辺に数多くの核戦略装備を引き入れて危険を生んでいる米国がまず正しい選択をして行動で見せなければならない」
「米国が我々の自制力を試し、朝鮮半島周辺で危険千万な妄動を継続するなら、宣言している通り重大な決断を下す」
「見守る」とは言ったものの米国の今の行動をやめない限り考えは変えないと脅威は後退しましたが、依然として緊張状態は変わらないと私は思います。
9日に朝鮮人民軍戦略軍の金絡謙(キム・ラクギョム)司令官は中距離弾道ミサイルをグアム周辺に発射することを検討しているとしており、その際に「日本の島根、広島、高知の上空を通過する」と述べたことに日本も一時騒然となりました。
現在は、日本の3県が合同で対策は万全と首相に報告しています。
何を持って万全なのかはわかりません。
しかし、私たちはそれを信用するしかありません。
一刻も早い解決を私は臨みます。
トランプ氏、北朝鮮の行動に対して適切な判断と称賛?

引用:https://www.cnn.co.jp/storage/2017/03/01/0f2d747e5c1542ec16882a81d1feb2d2/trump-kim-jong-un-split-getty.jpg
トランプ氏は16日に自身のツイッターで北朝鮮に対してこのようにツイートしています。
「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)は非常に賢く、理にかなった判断をした」
評価の言葉もツイートしましたが、グアム周辺にミサイルを発射することについて
もし、発射した場合は
「壊滅的で、受け入れがたい結果になっていただろう!」
と北朝鮮を強くけん制しました。
トランプ氏は依然として強い姿勢を強めていますが、ティラーソン国務長官は対話的解決を考えているようです。
「我々は対話の機会を見出すことに関心を持ち続けている。それは彼次第だ」
今後、北朝鮮が対話の意思があれば米国も対応するとしていますが、北朝鮮が話に乗るかは定かではありません。
もし、対話が成立するのであれば、これほど苦労はしていないと私は思います。
やはり、対話の機会をもうけるためには北朝鮮が国の経営を維持できなくなるまで追い込むしかないのではないでしょうか。
今後の北朝鮮の行動のカギとなる「米韓合同軍事演習」とは

引用:http://media.ws.irib.ir/image/4bka19a074c254fi5y_800C450.jpg
これまでも北朝鮮は韓国と米国の合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」が21日から実施される予定です。
これに対して北朝鮮は「米国が朝鮮半島周辺で危険な妄動を続ければ、重大な決断を下す」と強く反発しています。
この重大な決断がグアム周辺への弾道ミサイル発射につながるかどうかはわかりませんが、何らから挑発は合同演習の間に起こるのではないでしょうか。
日米2プラス2だけじゃない日露2プラス2とは一体?ロシアとの関係

引用:http://www.newsweekjapan.jp/koizumi/assets_c/2017/03/koizumi170324-thumb-720xauto.jpg
日米では共同歩調をとれているが、日露では駆け引きの応酬になる。
日露2プラス2が行われたのは2017年3月20日の稲田氏が防衛大臣を務めていた時期になります。
この会談が成立したのも約3年4か月ぶりとなり、今回の日米2プラス2と変わりませんね。
しかし、内容は異なり主に北方領土についてやミサイル配備について話し合われています。
日本は北朝鮮の核やミサイル開発に関してや中国の海洋進出が強行的に行われていることなど安全保障でロシアと連携を強めるのが得策と判断したと思われます。
やはり、アメリカよりも国境が近いロシアと連携を深めることで中国や北朝鮮との関係を修復する狙いもあるのではないでしょうか。
ロシアは中国、北朝鮮と友好関係にあるため、交渉にロシアを介入させることで話がスムーズに進んでいくのではないでしょうか。
また、長年議論を重ねてきた北方領土問題の進展にも力を入れてほしいと思います。
日米2プラス2と日露2プラス2ではかなり両国に温度差があるようです。
ロシアのラブロフ外相は当時の2プラス2に対してこのように発言しています。
「2プラス2はもともと平和条約問題解決のためではないが、岸田外相の指摘通り、対話の継続が両国の友好的な関係に資する」
日本とロシアでだいぶ話が食い違っていることがわかります。
中国や北朝鮮との問題を解決するためにはロシアは絶対に必要だと私は思っています。
その為、ロシアとのこのような話の食い違いは早急に正しておく必要があると考えます。
やはり争点となったのは北方領土問題でした。
ロシアの軍備強化や地対艦ミサイルの配置、クリル諸島への師団配備方針に関して日本とロシアは対立しています。
また、現在も強化されている日米韓の弾道ミサイル防衛(BMD)強化について、ラブロフ氏は日本をけん制して、現在も継続されている北朝鮮への経済制裁については「北朝鮮が対話に参加するための手段にしなければならない」と述べています。
これだけでなく、ロシアは日本に対して支援を強く求めていました。
簡単に言うと、シリア支援や医療支援、地雷処理活動への参加やインフラ復興などを日本に呼び掛けています。
これだけ聞くと虫が良すぎるように思うのは私だけでしょうか?
北方領土は開始ません。しかし、私たちがめちゃくちゃにした国を立て直してくれ!
渡しにはこのように聞こえるのですが、正しかったでしょうか。
2プラス2とはいったいなに?WIKIでは何と?
日本と米国が両国の安全保障に関する政策を協議する、日米安全保障協議委員会の通称。日本から外務大臣と防衛大臣の2閣僚、米国から国務長官と国防長官の2閣僚が参加するため「2プラス2」と呼ばれるようになった。1960年設置。開催は不定期で、重要な節目に日本の閣僚が訪米して行うのが通例。これまでに、日米防衛協力指針(ガイドライン)の見直し、沖縄米軍基地の整理・縮小に関する日米特別行動委員会合意などが行われている。
引用:https://kotobank.jp/word/2%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B92-191409
日本では「外務相」と「防衛相」の国交を担う重要な閣僚が参加しているということです。
その為、今後の外国との関係を大きく左右すると言ってよいのではないでしょうか。
その為、この2プラス2は私たちが思っている以上に注目しておかなければならないことではないでしょうか。
陸上型イージス艦と呼ばれる「イージスアショア」とはいったいなに?

引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/1c/5e4cb1bfcd1aba6d3716323cbbbb606b.jpg
北朝鮮のミサイル開発に対して、そのミサイルを防衛するために、陸上にイージスシステムを導入することが決まりました。
簡単に言うと、イージス艦の防衛システムであるイージスBMDを陸に設置するものを「イージスアショア」と呼ばれます。
これにより、ミサイルの脅威から安全性をより高めることができるのではないでしょうか。
イージスシステムは海上で多くの実権がされた非常に信頼された防衛システムです。
その為、陸にはイージスシステムがそのまま配備されるような形になります。

引用:http://blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50788821.html
「イージスアショア」の外観はイージス艦の上部にそっくりです。
似せたのか、たまたま似てしまったのかわかりませんがこの外観を見ると「陸のイージス艦」と言われる由縁が良くわかります。
イージスアショアの特徴の一つは移設可能な設計という点にあります。
どこにでも移設できるというのはメリットだと私は思います。
1基作るのに800億円かかる代物を何基も作ることは難しいです。
必要としている国に施設を貸すこともできるのではないでしょうか。
イージスアショアの実績とは?実験も成功しており万全の体制!
2015年12月9日にイージスアショアの実験が行われて、見事成功しています。
それによって、イージスアショアの必要性が以前よりも増したのではないでしょうか。
実験の概要は下記に記載します。
ハワイ・カウアイ島沖にて、空軍のC-17から準中距離弾道ミサイル標的が発射され、AN/TPY-2レーダー(前方配備モード)がこれを探知、追跡データをC2BMCシステムへ送信。イージス・アショアのイージス・ウェポン・システムがデータを受信し、AN/SPY-1レーダーを用いて標的を追跡、交戦のための火器管制を行い、イージス・ウェポン・システムがSM-3ブロック1Bを発射、標的を直撃し、運動エネルギーによって破壊に成功。
なぜ日本での配備が北朝鮮から警戒されるのか!その理由が判明!迎撃範囲が…
私も以前から疑問に思っていたのですが、韓国が北朝鮮のミサイルに対して迎撃ミサイルシステムを導入すると発表した際、北朝鮮から強く反発がありました。
日本でも同じようなことがありました。
私は、「防衛するためのミサイルなんだから配備くらいよくない?」このように思っていました。
しかし、考えてみる高性能ミサイルを打てる施設ができるというのは敵国からしたら非常に驚異的なことだと思います。
実際に、今回導入することが決まっている防衛システムの射程範囲をわかりやすく説明します。
最新鋭は2000kmをカバーできるため1基でこれだけの範囲をカバーできます。
今回は2基を予定しているので、これだけの領域を射程範囲に入れていることになります。
これまでには難しかった常に迎撃可能な発射体制が維持できる
イージス艦は船ですので、定期的にメンテナンスが必要ですし、物資の補給なども必要となります。そのため、常に迎撃に適した位置で待機することは実質的に難しいです。
しかし、「イージスアショア」を導入することで、常に迎撃が可能な状態を維持することが可能になり、スキを突かれる心配は非常に少なくなるのではないでしょうか。
まとめ

引用:https://cdn-ak2.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gbh06101/20170813/20170813083310.jpg
金正恩氏に政権が交代してから各国への挑発が激しくなっていると私は思います。
その為、それに対抗できる「イージスアショア」などのシステムは非常に重要であり、北朝鮮の反発を抑制する力もあると思います。
「ミサイルを発射しても撃ち落とせるだけの技術がある」
これだけでも北朝鮮の行動は制限できるのではないでしょうか。
今後も北朝鮮は挑発的な行為を繰り返すと私は考えています。
その為、より一層各国が連携して北朝鮮問題を解決しなくてはならないと私は思います。
その為にも、核爆弾が唯一落とされた日本が中心となって進めてほしいです。