ドゥテルテ氏、米国とは決別してロシアとの協力関係を強化か!
フィリピンの大統領であるロドリコ・ドゥテルテ氏は、米国を挑発する発言が目立ちます。そして、米国と決別して中国と再び協力関係を結ぶことを表明しました。習近平主席との会談で多額の経済支援を獲得したことから中国との距離は確実に近づいていると私は考えています。
ドゥテルテ氏は中国だけでなく、ロシアとの協力強化も示唆しており、これが実現すると米国にとっては大きな痛手です。
そして、この問題は米国だけでなく、日本やアジア諸国に波乱を巻き起こすことになると私は考えています。
米国としては、フィリピンと結ばれている防衛協力強化協定(EDCA)が揺らぐことへの懸念があります。
この協定により、艦船や航空機、兵士がフィリピンの基地を5カ所利用できることにより、中国をけん制できていた。
これが破棄されてしまうと、南シナ海領域が中国占領下におかれ、アジア諸国の軍事バランスにも影響が出てしまうのではないでしょうか。
また、ロシアとの協力関係を強化されることにより、米国にとっての2大ライバルの支配下になることは大きなデメリットになると私は考えています。
そのため、今後のフィリピンへの米国の対応に注目しておきたいと私は思います。
日本人や中国人から見るドゥテルテ氏とは…
ドゥテルテ氏が日本を訪問した際、フィリピン国民から「彼がもしマナーの悪いことをしたら本当にごめんなさい」などの発言がありました。
私は、親日で知られているドゥテルテ氏に限って、日本への暴言はないと思っていました。実際も何もなく、日本の歓迎にとても満足していたそうです。
以前も日本人が見ても不思議と思わないことが海外で絶賛されたニュースがありました。
日本の天皇陛下と他国の大統領の面会画像です。
「おもてなし」において日本は世界に誇ってよいと私は思います。しかし、駆け引きに関しては劣っていると感じています。
やはり、他国と国境を接していないことが大きな理由だと私は思います。
今後は、国際的な駆け引きが重要になります。日本の政治家には政治的駆け引きの力をつけてほしいです。
ドゥテルテ氏は過激な発言が目立ちますが、私は他の一面があるのではないかと思っています。
そこで、私と同じような意見を持っていた日本人画家のAYUMIさんを少し紹介したいと思います。
AYUMIさんは日本だけでなく世界で活躍している画家です。そのAYUMIさんがドゥテルテ大統領の肖像画を描き、新作を贈ったそうです。
すると、ドゥテルテ氏はその肖像画にサインして「自宅に飾りたい」と話したそうです。
AYUMIさんがドゥテルテ氏を知るきっかけとなったのが、フィリピンで開催されたライブペイントだそうです。
その当時はダバオ市の市長であったドゥテルテ氏はその政治手腕でダバオ市を改革していました。
地元の人は「ドゥテルテ氏が市長になって以降、ダバオ市の治安がどんどん良くなった」という話をAYUMIさんは聞いたそうです。
フィリピンで初めて救急車を導入したのはドゥテルテ氏であり、大統領になってからは、全国24時間無料で利用できるようになりました。
AYUMIさんはドゥテルテ氏の肖像画を書くに当たり、「麻薬撲滅作戦など過激な言動ばかり取り上げられ、怖いイメージで報道されていましたが、弱者のことを考える暖かい人だと感じました。それを表現したかったんです。報道されていない顔もあるのではないかと、訴えたかったんです」と述べました。
私もこの意見には賛成しています。ドゥテルテ氏は暴言だけでなく、それ以上の成果を上げています。そして、常に弱者の立場に立ち行動していることが現在の国民の支持に繋がっているのではないでしょうか。
また、ドゥテルテ氏の「アメリカと決別する」発言に対して中国国民は歓迎発言も多くありましたが、「物乞いの新たなテクニックだ」「中国は世界と対抗しない、我々に必要なのは平和」「申し訳ないけど、世界と対抗するならご自身でどうぞ。他の国を引っ張り入れないで。」「この大統領、頭おかしくなったのか?」「普通の政治家の言葉じゃないよね」
など否定的な発言が多く見られました。
このような意見から、今後フィリピンは孤立する可能性もあると私は考えています。
そのため、日本がどれだけ他国との仲介役をこなせるかによって、今後のフィリピンと日本、フィリピンの経済発展に影響を及ぼすことになるのではないでしょうか。
アメリカ大統領との会談が中止に!ドゥテルテ大統領のオバマ氏への態度
ラオスで開かれたASEAN首脳会議でオバマ氏がドゥテルテ氏に対して「超法規的殺害」に異議を申し立てた場合、それ相応の対応をすると発言したため、予定されていた首脳会談が中止になりました。
会談が中止になったことで、「このくそったれが!ののしってやる」とドゥテルテ氏がオバマ氏に対して発言しました。
私ならここまで侮辱されたらこれ以上の対応で接していると思います。
しかし、そこはアメリカ大統領です。挑発にはものともせず、「過去にもかなり派手で興味深いコメントを耳にしているし、実際に彼は非常に個性的な人物だ」と紳士的な対応をしました。
やはり、大国の上に立っている人物は違います。それに対して、ドゥテルテ氏の態度は小国ならではなのではないでしょうか。小さいものが大きく見せようとして空回りしてしまっていると私は感じています。
ドゥテルテ氏が間違った方向に行かないことを祈りたいと思います。もし、間違った道に進んでしまった場合、影響は日本にも押し寄せると私は確信しています。
2chでの意見を少し紹介!
人権問題を巡り、オバマ氏を恫喝”「その話を持ち出すな」「ののしるぞ!」と発言
それに対してネットユーザーは
「いま中国が侵略してきてアメリカの力添えが必須なのにこいつ大あほだろ」
「トランプみたいなやつが増えてきたな」
「犯罪者を問答無用で殺しているのはアメリカも対して変わらんだろうに」
「アメリカもフィリピンで殺しまくった歴史があるからな、そういうのもまだ火種として残っているんだろう」
ドゥテルテ大統領来日、フィリピン人1400人熱烈歓迎
それに対してネットユーザーは
「口先だけじゃなく行動力あるからやっぱり女性に人気あるね」
「DQN大統領を陛下に面会させるなんて無礼極まりない」
「マスコミもそれを何度も報じて親日家アピールしているが、習近平もパククネもかつては親日家と言われていたわけだが結局はお察しの通り」
ネットユーザーの反応は一目瞭然で悪い印象の意見が多く挙げられています。印象は良すぎても悪すぎても良くないことが、今回よくわかったと思います。
アメリカ大統領選でも私は感じましたが、トランプ氏は印象が悪すぎます。それに対して、クリントン氏は比較的に印象は良い方でしたが、メール問題など少しの悪い印象が全体の信用問題に発展して、結果的に支持率を落としました。このように良くても悪くても印象はダメだと私は感じました。
私は以前の仕事場のアルバイトの女性たちに、「○○さんはみんなに平等でよくわかりません」と言われました。
砕いて説明すると、「誰にでも良い顔をするので信用できない」という事でした。このように自信をよく見せすぎても相手には良い印象を与えられないという事です。
少し弱みを見せることで、相手は信用してくれることを私は知りました。
皆さんもこのことを気を付けながら接することで、誰でもより親密な関係を気づけると私は思います。
関連記事